わしが教えたる!父と娘の中学受験

塾に行くと遊んでくるだけになるに違いない小学5年生の長女とけ(愛称)に,何を思い立ったか受験指導を始めて没入している父と娘の記録(たまに別の話題も,そりゃぁ・・)

とけ,入塾

 

 とけちん,入塾することになりました。

 新しいカバン。

 新しいノート。

 新しい環境。

 小学生がはしゃぐ要素,満載。

 そりゃとけちん,張り切ってやっています。

 塾に入る前,とけちんに呼び出され(隣の部屋に連れて行かれ),「(我々父娘は)特別の関係なんだからね。もし○っくんがポーやん(小学3年生の長男)と勉強するようになっても,それは絶対変わんないんだからね。約束だよ」などと神妙に言いよる。

 はは。塾に行ったかって,分からんとこはわしが教えたるから,いつでも聞いたらええ。

 

 塾の体験入学に1週間。

 うーん・・・ぱっとせんなぁ・・・という感じではありました。

 見ると絶対口を出してしまうから,とけちんのことを見ないように見ないようにしていましたが(おかげでアル中になりそうでした・・・),やっぱ,あかんなぁ・・・。

 そもそも,演習量,あれで足りるんかいな・・・。

 ずいぶん演習量が減っているけどなぁ。

 ついついプリントやノートなどを(盗み)見て,この単元はあのページとこのページをもう一度やった方が良いから,コピーして,それとなく渡してやってくれとママに言伝をしておいたり。

 自学自習の精神を養わせるためにと思って入塾させようとしたけど,小学生が塾に行ったからって自学自習の神様がすぐ降臨するはずもない。

 塾だって,あれやれこれやれというんであって,自学自習というのとは,そもそも何か違う。

 しかも,自学自習の習慣というものが仮につくことがあったとして,それが半年後であっては,受験に間に合わぬ。

下手したら自学自習の習慣がつく前に受験が終わっちゃう。

 どうせ「あれやれこれやれもっとやれー」と,でんでん虫の歌みたいに言い続けるのであれば,そんなん,わたくしにだってできるわ。

 というより,理解していないところを理解させる,きめの細かさではわたくしに分がある。

 ・・・などなど,そりゃ悩みました。

 が,決めたことは決めたことだ。

 

 先週の週テスト前の午前中は,久しぶりに一緒にお勉強をしました。

 週テスト過去問を一緒に解いて。

 解説をして。

 理社はSコースの問題もやってみて。

 類題をやってみて。

 あー。この感覚・・・

 

 とけちん,社会はクラスで一番よくできたんですって。

 やったな,とけちん。

 ママが,「○っくんと一緒に過去問やったおかげだねー」と,わたくしを気遣うような発言をするほど,わたくしはしょげかえった感じでおったようです。

 自分で決めたことやのに,しっかり後方支援をせんでどうする。

 

 昨日は,算数で分からないところがあるから教えてくれと。おうおう,何え何え?

 1/36から400/36までの既約分数の合計を求めよという問題。

 え。何で?できるやろお前・・・。

 ええか。

 36は2×2×3×3やから,2と3の倍数では約分できるから既約分数とはいえない。

 ちゅうことは,400までの数で,2と3の倍数を除いた数を合計すれば良いだけの話やん。

 こういうの,ようけやったやーん!

 最小公倍数の6を1セットにして(その合計は1セット目は1+5で6),それが400÷6=66余り4やから,66セットあって(6増える数が2つ入ってるから,12ずつ増える),一つ分(最後の397な)が余るから最後にそれを足す。

 66セット目の合計の数は6+12×65やから,それを末項,初項を6,数が66あるとしてそれを計算して,最後に余ってた397を足して・・・

 というととけちん,いや,6じゃなくて,6/36=1/6にしなくちゃいけないんじゃないの?という。

 え?え?何で何で?ま,ちょっと聞いてぇな。

 それで,さっきので分子を合計したわけやから,最後に合計を36で割ったればええやんか。

 初項6,等差12の数列の合計やんか。そこに余りを足すんやん。

 この問題は,それに最後に36で割るという作業が加わるだけやで。

 どこがムズイ思たん?

 とけちん,いや,分かる,分かるゆうて,解き直しノートに,わたくしが書いたものを自分なりに書き写していました。

 さっきとけちんが言おうとしていたことがなんとなく分かりましたので塾の解答例を見ると,考え方は当然同じで,周期は6としているけど,1/36+5/36で1セット目の合計を1/6,1/3を等差として解説してある。

 分数の合計だから,分数で等差数列を作るわけですね。

 しかし,こんなわざわざ計算を難しくする必要がどこになるのかワカラヘンわ。

 分数の合計やからとゆうて,いちいち分数で足す必要ないやん。

 分子全部足して最後に合計を分母で割ったらしまいやん。(お世話になっている塾の解説に生意気にも毒を吐くわたくしをお許し下さい。とけちんの前では当たり前ですけど塾の悪口なんか言いませんよ。そんなことは害しかないから。まぁ,分子全部足して最後に36で割ったら楽やし速く計算できるから,そうせぇへん手はないなぁと言うくらいで。)

 

 とけちん,食塩水ABCを行ったり来たりさせる問題も教えてくれというので,

 おいおい,これかてお前,できてたんちゃうんか・・・と思いながら,

 食塩水の問題は解き方4つあったやろ(方程式,ビーカー図,面積図,てんびん法)?

 この問題では1回目の移し替えはてんびんで,2回目の移し替えは面積図で,3つ目は悩ましいけど得意な方でやるということになるやろうかな。

 今回の単元は食塩水と比やから,てんびんを使うべき問題が出てるんかと思ったらそうでもないなぁ。塾の解説は3回目の移し替えを比の解き方(ま,簡単にいうとてんびん法やな)で解説してるけど(これ,計算式だけで書かれてあると,すごく分かりにくい。),そうする必然性はないように見える。

 全部面積図でやるのと,全部てんびんでやるのと,両方やってみせるから,見とれよ。

 とけちん,わたくしが紙に書いたのを,解き直しノートにも書いてくれと言う。

 うーん。。。自学自習はどこへ行く・・・

 塾のノートに親が解き直しをしてたりしたらあかんのとちゃう?と言いましたが,いつでも見直せるよう情報を一元化したい旨の希望は分かりましたので,書いてやりました。

 今後は自分で書くんやぞ。

 書き方は教えたるけど,自分で再度書き直しながら咀嚼していかなあかんねや。

 

 隣に座るとけちんの方に紙を傾けて,図を書く。式を書く。

 解説の区切りごとに,ここまでは分かるけ?と聞く。

 ああ,この感覚・・・

 

 ほんの10日前まで,こうやってとけちんとずっとお勉強をしてきたんやなぁ。

 塾に行くということは,わたくしと一緒にいない時間にとけちんが勝手に(?!)お勉強ができるようになっていくということで,これには相当の安心感があります。

 しかしそれは,今のところ開放感には全くつながりません。

 安心感はあるけど,開放感はない。

 ずっと一緒にやってきましたからね。

 とけちんの先生でいられたことが,どんなに幸せなことかを意識しないままに。

 今はやっぱりまだ,さみしいゎ。きめ細かく先生することができひんのは,やっぱりちょっと心配でもあるしなぁ。

 ま,そんなことゆうてても仕方がないので,何か聞かれた時によりよい応答ができるよう,わたくしも精進しておかねばならんのですけどね。

 親が勉強を見なくたって,中学受験は親が9割とか言われてますもんね。(ま,ずいぶん誇張されていると思いますけど。)

 でも,そこでいう「9割」は,ほとんどがママの役割になりそうだ。(というとあれですけど,とけちんがわたくしに求める事柄ではない。)

 

 ところで今朝,ひょっとしたことから友人に読み返すことを求められてテーブルに置いておいた「銀河鉄道の夜」が見当たらない。

 ママに聞くと,とけのやろうがこそこそと持ち去っていっているようであることが発覚。

 おい,返せや。

 それはまだまだお前にはムズイぞ,トケバンニ。

 ま,「そんなの読んでるの(読めるの)?!」と言われたいという,見栄っ張りのお年頃ですからね。

 せいぜい背伸びしぃ。

 でもとりあえず,返して。。。