わしが教えたる!父と娘の中学受験

塾に行くと遊んでくるだけになるに違いない小学5年生(2019年受験)の長女とけ(愛称)に,何を思い立ったか受験指導を始めて没入している父と娘の記録

合格!

 2月2日,今日もとけちんは受験です。
 ま,受かっていても行くかどうかは分からないということですから,時間あるし近いし(歩いていけるし)ちょっと行ってくるわくらいの感じでした。

 連れて行ったヨメハンが言うには,昨日と同じく,凛々しげなお子様方に交じって(倍率は例年に比して高くなっていました),のほーんと試験会場に消えて行ったそうです。意外としたたかに緊張を回避する行動をとっているのだろうか,いや,そんな器用なことが出来るわけがないから,素がのほーんとしているだけでしょうが,緊張を見せないのは大したもんだ。
 しかし,やっぱり結果が気になって気になって仕方がない模様。昨日はとけちん的第一志望であり,帰って来てからもずっとそわそわしてばっかりいました。
 
 うわー,落ちてる落ちてる,どうしようと言いながら,顔はまんざらでもなさそうです。
 あちこちに電話をし,周りはみんな賢そうな子ばかりだった(ヨメハン,頷く),自分は書いていない記述がある,あーダメだ落ちてる,絶対落ちてるもう駄目だ等と楽し気にしていました。

 気になって明日のための勉強どころではないと,寒い夜に走り出して行き,走りながら(わたくしもTシャツで(着替える間もなく)伴走させられ),しゃべるしゃべる。で,言うことがころころ変わる。
 絶対落ちてる,もう駄目だ。落ちてないはずがない。
 算数は悪くて百点(おいおい,盛るなや),理社も悪くて7割,国語は記述が書けていないのがあるので分からないけど,合格最高点かも知れない(おいおい)。
 いやホント,良くしゃべる良くしゃべる。
 こういうときは概ね点数が悪くはない。直前にはたくさんの過去問演習をしたので,それとの出来の比較はあながち大きく異なってもいないだろう。
 再現した問題とその解答を聞き,高揚したとけちんの様子を見て,わたくしは合格を確信しました。
 
 さて,1日の合否。時間が迫る。とけちん,ワーワーゆうてパソコンからみんなを遠ざけようとする。
 それをなだめ,パソコンに入力すべき事項を入力し,家族全員で手を握り合って(長男のぽーやんはそんなあほらしい儀式に参加するのは嫌そうでしたが),とけちんが最後にクリック。
 無事(なんと),合格していました!!

 抱き合い,飛び跳ね,涙を流し,握手をし,頭をなで合い(?!),ハイタッチをし,のループ。

 あのとけがなぁ。
 本来なら偏差値30未満のアホ野郎だろうに。小学3年生の弟と対等に渡り合う幼さで,ガラス玉を積み上げたようなもろい土台の上に過大な荷重をかけ(られ),崩れてしまいそうに危い知識と理解の微妙な積み上げを重ねてきた。
 何を言っているのかさっぱりわからない文章を読んで,何にもわからなくても少しでも点数を取るようになった。
 基本的な社会及び自然の現象を理解できないままでいるが,難解な用語を操るようになった。
 算数は,動物的なカンで,力業ででも解くようになった。
 微妙な積み重ねを,崩すことなく持ちこたえ,きちんとアウトプットしよったんやなぁ。
 
 一丁前の中学受験生になりよった。一丁前の学校に受かりよった。

 塾も行かず,しょうもない言い争いが絶えず,気分屋で丁寧に作業することを厭うて来た,あの幼い幼い。
 あのとけがなぁ。

 わたくしは何というか,ちょっと放心状態になり,ボケーっとしたり,思い出し笑いをしたり,何か落ち着かなくて貧乏ゆすりをしたり,またボーっとしたり,過去問集の合格最低点を改めてみてみたり,忙しいやらそうでないやら,良く分からない精神状態になっています。

 まだ受験はあります。ありますが,とけ的には第一志望に合格したわけで,わたくし的第一志望は明日(3日)に控えていますが,なんというか,もうええわいみたいな感じにもなってきて,何だか妙な気分で,あー,どっと疲れが出てきたわぃ!!