わしが教えたる!父と子の中学受験

2022年受験の長男(ぽーやん)が麻布かどっかに入るまでのお勉強をがっつり後押し。2019年受験の長女とけは塾なしで乗り切りました。

理科でガンコ

 ぽーやん,理社はスムーズに行くと思いきや。。

 今週の単元が水と空気のあたたまり方,次週のが金属のあたたまり方。
 せっかくなので,2単元通してやって,要点チェックもやり,まぁ,特に問題ないように思えたんですが。。

 絶対零度の話になって,雲行きが怪しくなりました。

 いや,わたくしも,科学者ではないし,絶対零度なるものについては(予習シリーズに載っていることに毛が生えた程度にしか)知りません。
 でも,教えることに不自由があるとは思っていなかったんですが。。
 温度にはいろんな表し方があるわけ。氷と塩を混ぜた温度と人間の体温を基準にした華氏ゆうのもある。
 今我々が使っているのは,水が凍る温度と沸騰する温度を百等分するという,なんというか,一番正しそうなやつ。摂氏。
 入試問題では,摂氏と華氏の変換が何度か出てるで。

 でな,温度があるというのは,熱がある,エネルギーがあるということやろ?そうすると,エネルギーが全くなくなったら,それが,温度の最低やん?
 それを,絶対零度,相対,絶対の絶対な,絶対零度というねん。もう,エネルギー,ありませんっちゅう。

 で,絶対零度は何度になるかというと,-273度(摂氏)である(ほんまはちょっとずれるみたい)。
 なぜ-273という数字が出てきたかというと,気体を冷やしていくと,摂氏0度から1度下がるごとに体積が273分の1ずつ減っていくんだと。

 そうするとな,考えてみぃや。おかしいやん。体積が全くなくなってしまうっていうことは,あり得へんやん?物質があんのに。
 ということで,理論的に,-273度以下の温度は存在しない,ということになったわけ。
 あくまで理論上な。絶対零度には,人類はまだ到達できていない。

 ・・・と,これくらい,わたくしにはすとんと落ちる話だったんですが。。

 ぽーやん,疑問を呈しやがる。
 体積がゼロにならないって,何で?って。
 え?いや,なんでゼロになって平気なわけ?むしろ。とわたくし。

 ばりばりちっちゃなるんやったらそれはまだ分かるけどな(地球ほどの大きいモノが砂粒みたいに小さくなるということでもな),体積,全然なくなってしまうかっちゅう話やねんで。さっきも勉強したとおり,冷やしたって体積は変わるけど重さは変わらへんねんで。1000トンとかの物質があって,それだけの重さがあるのに,体積がないなんてこと,あり得るんけ?考えられるんけ?
 え?なんでないって分かるの?体積なくなったってよくない?みたいなことをいいよる。
 いやいや,水が蒸発して水蒸気になったら水の体積がなくなったように見えるけど,水蒸気としての体積はあるやろ。モノが体積ないなんて,そんなことあるかいな。

 うーん・・なんとなく,分かってくれたような,分かってくれていないような。
 抽象的なんですかね,考え方が。難しいのかな。
 モノがあるのに体積がないなんておかしいということは,わたくしにはしっくりくるんですけどねぇ・・

 で,ま,分かってくれたんだろうと一息つきかけたところ。
 でも,宇宙には何があるか分からないから,-273°以下の温度だってあるかも知れないじゃないか。
 ぽーやん,蒸し返しやがる。

 いや。宇宙だってモノでできている限りは,モノであることの制約からは逃げられへんで。
 (仮に宇宙がいくつもあったとして)どの宇宙の果てまで行っても,-273度より低い温度はないね。わしゃ,断言できるね。

 えー!なんでなんで?宇宙じゃん。何があるかわかんないじゃん。などと抜かしよる。

 わしの話を聞いとったか?
 -273という数字は,理論,理屈,そういうものから来てるんじゃ。宇宙がどんだけ広かろうと,いくつあろうと,知ったこっちゃないワイ!
 と,宇宙を味方に付けようとするぽーやんに逆ギレ。

 ・・・ごめん,わしの説明がうまくなかったんかな。これがわしの限界や。。
 しかしな,何でもかんでも実際に体験しないとなにも確定できないということでは,科学はこんなスピードで発達できひんで。
 ま,いろんな不思議に触れて,不思議を不思議と感じてくれるのはもちろん良いけど,それが,不思議ではあり続けるけれども,「証明」されるということの意味合いも分かっていって欲しいなぁ。

 あ,ここで前言を撤回し,宇宙には,-273度より小さな温度がありうるということにはわたくしも同調しよう。
 宇宙には,物質の体積がゼロ以下になることがあるやも知れぬ。なんたって,宇宙やからね。何があるか,人智を越えている。
 さらには,エネルギーがゼロになっているはずなのに,絶対零度のもとでも,物質はどうやらぶるぶると振動しているらしい。
 そうするとあれか。何か前提を誤っているのかも知れん。体積がゼロという状態も,観念できるのかも知れない。
 だって宇宙はゼロから始まったんやしな。
 よし。こういうことでどないだ?「(おそらく事実であろうと思われる)物質の体積がゼロになることがないという(仮の)前提に立てば」絶対零度というものが存在し,それは-273度になるはずである,ということで。
 この限度では折り合いを付けてくれよー。
 
 ま,将来,(暇があったら)解明してくれやー。

 10月10日付記:先刻,同僚(JG出身)がわたくしのところへやってきて,「絶対零度を大きく下回る温度,作り出したみたいですよ」と教えてくれました。へぇー。ありがとうございます。不思議なことが色々とあるんですね。ちゅうか,なになに,わぃのブログいつ見たん?!