今回の学習単元は理社の詰め込みが激しい予習シリーズのカリキュラム。
我々も次回の公開組分けテストに向けて,ペースメーカーとさせていただき,予習シリーズを中核としてお勉強に励んでおります。
予習シリーズさん,いつもありがとう!
それでも,ちょっとやっぱ,これじゃいくら読んでも分かないだろうというのがあって,今回の単元でもあるので,ちょっとだけ言っておこうかなぁと思うんです・・
理科の6年下第3回は色々混ぜ込んで詰め込まれていますが(それはこの時期,余り物を寄せ集めた感があっても仕方がない),その中の,河岸段丘。
これ,せっかく3つも絵図を書いていただいて(32頁),どうやって出来るかということを理解させてくれようとしているんですが,むー。
いくら読んでも分かりません。
川の流れに沿って,段々になっている地形,河岸段丘。
これが,川底が侵食される→周りに氾らんによって土砂が堆積する→土地が隆起する→隆起した後,また川底の侵食,川原へ堆積が生じ,また土地が隆起する。この繰り返しで,段々の地形が出来る,と説明されているわけです。
いやぁ,しかし,これは,予備知識があっても,全然分からない。
だって,土地が隆起するというけど,それで何が変わるのかが,全然分からない。
土地全体が隆起したら,変わるのは海抜くらいのもので,川の周囲の地形が変化するとはとても思えない。
河岸段丘というのは,川の上流が隆起し,あるいは下流が沈降することによって,川の流れが急になり,川の周囲を侵食する作用(側方侵食)が強まってごりごり川の周囲を削り始める。川底もごりごり削る。で,川の底とか川に近いところからごりごり削って段が出来たところで(このまま放っておくと,段はどんどん広くなって,もとの川原の幅まで広がるだろう),また上流の隆起もしくは下流の沈降が起こる。そうすると,また流れが急になって,川の横をごりごり削り始める。この繰り返しで,段々の地形が出来る。河岸段丘との関係では,川の氾らんは川原への堆積ではなく,川の周囲の侵食作用との関係に意味合いが強い。
ということやで,よい子のみんな。あくまで簡単にゆうとやで。流れの速さが変わる,ってところは大事やんな。
こういうもんは,イメージが大切やなー。
みんな,がんばろなー!