ぽーやん,未だどっかへ出かけております。
4年下の終盤では,割合や速さの第一クールがやってきました。
これらの単元,大切なものですが,もとにする量と比べる量の公式とか,はたまた「はじき」であるとか,なんでこんな妙な教え方をするんだろうかと不思議に思っています。
何かの何倍とか,何割とかいうのが何かの数字になる,
速さに時間をかければ距離が出る。
これだけのことであって,変なテントウムシみたいなんではじきはじき言わなくても良いのに。
速さは距離÷時間とか,個別に覚えないと短時間で処理できないというものでもないと思うし。こういう公式は不要なんじゃないかなぁ。。
入試問題解いていても,何の不都合も感じなかったし。
食塩水も同じ。
食塩水と食塩と濃さの出し方をばらばらに教える必要はない。
ところで,悩んでいるのは,食塩水とビーカー図。
これは,使い勝手が良いのか,そうでもないのか,分かりかねています。
とけちんの時は普通に量×濃度が食塩,という式でやるのと面積図かてんびん法でやっていれば何も困らなかったし。
でも,多くの教材がビーカー図を書いている。
・・・うーん。。
一応ビーカー図,これくらいはやってみるか・・・
面積図は,平均,食塩水では使わないことはありえないと思いますが,ほかにも,差集めとかでも使うやり方もあるんですね。概観したところ,差集めは面積図を使う必要はないと思いましたけど。
あと,悩ましいのは,本当に算数の5年下までを回しきるのが良いのかどうか。
消化不良になることは目に見えているし,何より,ぽーやんのやる気の源泉は,組分けテストやら週テストでの点数にあるわけであって,その勢いを削いでしまうことになるようでは得策ではないようにも思うし。
最終的には入試問題を解ききる力を付けることに目標があるわけだから,先へ先へ進んでも行きたいし,それには相応の意味があると思うけど,4年生の夏休みに全部回してしまっても,それを維持できるかどうかは分からない。
ただ,5年上,5年下,(できれば)6年上(うわ,増えた・・・)の必修例題・応用例題を定期的に回しておくだけでも,算数の全体像を把握したまま各時点の単元を強化していくことも可能のように思われる。
小学生の頭などというものはどこでどうつながっているか分かったものじゃないから,何かができるようになれば他の何かもできるようになったりもする。あ,そういうことね,と,勝手にすとんと落ちたりもする。
少なくとも5年上は回しておくと相当楽になると思うし,比の考え方の基本には触れさせてやりたいと思うので,5年下第2回まで行ってそこで止めておこうか。それでも相当量があるけれども。
悩ましい。
4年生の精神年齢で抽象的概念を理解できるかという問題もあろうと思うけれども,国語と異なり,算数においては抽象的概念といっても,それは問題をこなしていく中で身についてくる類のもののようにも思われる。
繰り返しになるけれども,算数力というものは,いくら特定の単元ばかりをせっせこ繰り返しても伸びていくものでもなかろう。もちろん,無意味ではないだろうけれども,いろいろな問題類型に触れて,考え方や解法の手筋を学んでいく中で強化されていくものであり,図形の問題と速さの問題も全く無関係に伸びていくわけでもない。ある程度の消化不良は上等だと腹を決めて,何巡目かにすとんと来てくれれば良しとするか。
基本的には,よく練られている塾のカリキュラムに進度を合わせるのがよいように思うけれども,それだと5年生に入ってきっつきつになる子も多いし,きちんと塾のカリキュラムについて行くためにもある程度の先取りは不可欠のようにも思う。多くの塾が夏期講習などで一定の先取りをするのもそういうことでしょう。
また,理想のカリキュラムと言っても,例えば3つつるかめ(のうち2つの個数の比が分かっているもの)なんかは,四谷では6年生にならないと習わないけど,サピではすでに教わっているわけで,絶対のものでもなかろう。
まー,色々と悩ましいもんですね。
細かく様子を見ながら,計画を固定化されたものとして固執せず,臨機応変に対応していくしかないですね。