さて、今週の理科は、酸素と二酸化炭素ほか、様々な気体に関するもの。
この単元、非常に重要だと思います。
もちろん、今後出てくる水素発生や中和などに比べると、酸素の発生量は過酸化水素水に比例するだけですし、二酸化炭素も炭酸カルシウムと塩酸だけの反応だから、複数の金属が混じっていたり、水酸化ナトリウム水溶液自体に固体が含まれているといったことからくる計算の煩瑣は少ない。
しかし、ここできちんと押さえておいてもらわないと、理科の計算、好きくねぇし、ということになっちゃう。
まずはぴったりの反応の割合の比(ピッタリ反応式)を問題の条件から見つけ出して書く癖をつけてもらわないといけない。
炭酸カルシウム2、塩酸50、二酸化炭素240、みたいな。
設問が誘導的になっている場合にはいいけど、そうでない場合にも、まずこれを書く。
それから設問に入る(もちろん、ばっと問題を見て全く必要なさそうならいいけど、そんなことはまずない。)。
ぽーやん、ばねの時には自然長と伸びを必ず書けといえば書いてくれたし、蒸散計算の時には「くうおみ」と書いてくれたし、流水算の時には「上下川静」と書いてくれて、一応定着しつつあるけど、ピッタリ反応式はまだきちんと書いてくれません。
しかし、ここできちんと書く癖がついているかどうかで水素発生や中和に円滑に入っていける土台を作っておかなければならない。
そこで、いくつかのグラフやら表やらを書き、それを基に、「塩酸25のとき炭酸カルシウムなんぼ残ってんの?あと塩酸なんぼ入れたら二酸化炭素マックスになんの?」「塩酸70のときあとなんぼ塩酸残ってんの?あと炭酸カルシウムなんぼ入れたら二酸化炭素マックスんなんの?そんときどんだけ発生すんの?」「3,100のとき、二酸化炭素3000発生させるためには何をなんぼずつ入れたらええの?」みたいな問題を出して、ああ、やっぱ書かんとあかんわこれ、という気になってもらうように誘っています。
必要に迫られないと面倒なことを書くのは嫌がりますが、必要に迫られたときにきちんと癖がついていないと面倒どころか嫌い、苦手になってしまうから、ここはわざわざ必要性を作り出してやろう、というわけです。
こうやってぱんぱん類題を出してやったから光合成計算(計算というほどでもないけど)もできるようになったくせに、いまだにこういう例題ぱんぱんをするとおっくうそうな顔つきをするのは何故・・
適当に自作すると、答えが分数になったりして計算が面倒だからかな。
ま、中学受験に分数は当たり前。
週末のテストではおそらくきれいに割り切れる数字になるだろうから、らくちん感を持てるで。
もう、理科にはそんなに時間を使えへんねんから、ぱぱっと答えて頂戴ね。