もちろん、解けなかった問題・間違えた問題の解き直しは重要ですよね。
しかし、①繰り返して勘所をつかんでもらう必要のある問題、②類題や関連問題を一緒にやることによって当該分野の理解を深めてもらいたい問題、③作業が煩瑣なだけなので繰り返させるのが適当ではないと思われる問題、があるように思います。
例えば予習シリーズの応用演習問題集の4年生・5年上までをみると、
弁償つるかめのじゃんけんあいこありみたいなのは①ではないでしょうか。あいこの処理を反復によりきちんとしみこませる。こういうのは、しょっちゅう「ほい、これやってみて」と出していく。
自分の持って行ったプレゼントをもらわない場合の数みたいなのは②。5人の場合を書き出す訓練の場とするのではなく、2人の場合はどうか、3人の場合はどうかと考えていく、前の結果利用を訓練習得する場としたい。フィボナッチみたいに分かりやすいやつから始めて、きちんと表に整理しながら規則を発見していけるように、類題の数や種類を充実させる必要がある。
速さでごちゃごちゃなのは、③。きちんと整理して書いていけば解けるのだということを分かってもらいたいですが、あんまりこういう面倒くさいのの解き直しの頻度が上がると、嫌気がさしてしまう。なので、こういうのは解き直しの頻度を少なくしています。
しかし、それでいいのか。
きちんと書くという習慣がつかないのではないか、と思い、③タイプについてもきちんとやってもらおうと宗旨替えした次第です。
きちんと書けば解けるねん。
ヘロヘロの線でヘロヘロの字を書くから何も見えてこぉへんねん。
1問1問がきつくなるけど、しっかり乗り越えろよ。