テスト、本当に毎週毎週ありますね。
どこの塾でもテスト。テストがないと寂しく感じてしまうほどのテスト中毒になっちゃっています。
さて、毎週のテストなどについては特に、こんなことがまことしやかに言われます。
成績なんてどうでもいいのだ、定着度を見るのが目的であって、穴が見つかれば万々歳である、みたいな。
いやいやいやいや。
この論でいけば、点数が低ければ低いほど穴がたくさん見つかって、デカしだぞ息子、良く穴を発見したなぁ!それにしても見事な空白ぶりじゃねぇか、
などと、褒めまくらなければならないことになる。
お子様の戸惑う様子が想像できますね。お、おう、父ちゃん、おれ、見事に失点してきたぜ。。。?・・・今日の父ちゃん変だぜ。。。
もちろん、穴を見つける目的もあるでしょう。大きな目的でもある。しかし、穴なんて、テストをやらなくたって、日々の勉強を見ていれば、演習問題だってたくさんやるわけであって、子ども自身もどこに穴があるかなんてはっきりわかってる。
むしろ、毎回毎回、きちんと自分がお勉強してきたことを出してくる、というのが大切なことだと思います。
また、長期間に亘る受験勉強の中で、少しでも単調さを払しょくし、モチベーションを保つのは、たいていの子にとって、まだ見ぬ中学校への漠とした憧れなどではなく、次のテストでクラスが上がることであったり、お友達に勝ってやるぜ、ということなのだろうと思います。
というか、せっかく長丁場になる受験勉強期間を過ごすのであれば、最終的な合否はもちろん大切ですが、その過程で一喜一憂しないと。
悔しがったり、喜んだり。
1点の重みを感じたり、丁寧に書かなかったことの報いを知ったり。ここで言いたいのはそういう実利的なものではなく、一喜一憂自体が受験レースの醍醐味じゃないか、子どもにも楽しませてやろうよ、ということです。
さて、テストで100点を取ったとしたならば、そのテストは受ける必要がなかった、ということも言われます。
できることをしたまでであって、弱点の発見にもつながらないのだから受ける必要がなかったに帰結するということのようです。
まじかよ。100点を取り切る集中力を見せたことは称賛に値しこそすれ、何100点取ってんねん、無駄なことしてきやがって、なんて叱り飛ばすんでしょうか。
また子どもの驚く様子が想像されますね。
いや、父ちゃん、おいら、100点だぜ。父ちゃん、ここ、絶対怒るところじゃねぇって。・・・やっぱ今日の父ちゃん変だぜ。
テストは全力でやっておいで。結果は適切に評価してやる。
わたくしは、テストというものはそういうものであると思います。
で、頑張ったものについては、悔しがったり喜んだりする。
当たり前のことであって、それを楽しまない道理はないと思います。
ま、楽しむ、という心の余裕などそうそう持てるものではないんですけどね。。
ちゅうわけで、穴のないはずのキミ(国語は全体的にできないのだから穴ではない)、いっちょ、週テスト、がんばってき!