予習シリーズ社会5年下第16回。
第一次世界大戦から治安維持法まで。
まー、色々覚えなければならないことがあるけど、窮屈さの中にも自由がどんと存在感を増した時代で、そのまま現代に続くのならまだしも、すぐに暗い時代がやってくるから、なんとなく時代のイメージを捉えるのが難しいのではないか。
難しい考え方も出てくる。
民本主義とか、その最たるもの。
デモクラシーっちゅうねんから、民主主義でしょ、普通。そのままいけば。
大日本帝国憲法が天皇主権制を採っていたからだと言うと分かりやすいようにも思えるけど、ちょっとそういう理解は正しくないかもしれへんな。
大日本帝国憲法は、主権が天皇にあるとは明示的には書いていないから(普通に読めば天皇主権制を採っていたと読むべきだとわたくしは思うけど)、違う解釈の余地はあり(現に天皇機関説は当時むしろ最有力説だったんじゃないか)、民主主義を正面から言っても絶対ダメということはなかったんだろうけど、多くの支持は得にくかったろうと考えられる。
しかも、問題はそういうところにはない。
実益のある議論をして国民の幸福を最大化したい。
そこで、主権がどこにあるとか、そんなんどうでもええやん、主権がどのように使われるかが大事なんであって。ということにした。
で、政治が国民の福利のために行われればそれでええやん、そうすべきである、ということに。
今でいう「忖度」かもしらんけど、実を取るための、ゆうてみると賢い「忖度」やな。
難しい話やなー。公民まだ習ってないんやからなおさらやなー。
しかしそれにしてもあれやね、このころの言葉は格好良いね。
「原始、女性は実に太陽であった。」
「人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光あれ。」
しびれるねー!