1日に開成同日体験模試を解いてきたぽーやんの解き直しをする準備として、解いてみました、開成算数2021。
試験を簡単だったの難しかったのいうのが、続いている入試に響いてはいけませんでしょうから、終わったタイミングで。
(例年に比べると圧倒的に)簡単だったと思います。
平年は曜日が一つ、うるう年には二つ進むというだけの話ですもんね。
2本と3本で12個に分かれ、交点ができるごとにひとつずつ増えていくんだから600を足して終わり。
正六角形の問題はできない人はいなかったと思われ。開成にあこがれて一生懸命勉強してきた子に、これが解けないはずなくないですか?出題者がちょっとお茶目をしたのかな。
9998分の1は繰り上がりにさえ注意すれば計算もさほど煩瑣ではないし。
大問2の立体図形も、立体切断の基本的な問題ですよね。例年のように斜めに切って交錯したりなどということもなく、立方体からただ単に切断三角柱引いていけばいいし、引く形も全然複雑じゃない。
交差する立体の共通部分なんか(それこそ今年の洛南みたいなの)を一生懸命やってきた子が多くいるだろう中で、やっぱりこれは簡単に過ぎると思います。
しかし大問3は難しいですかね。問題文見た瞬間にうげっとなる長さです。ただ、開成の受験者はそんなの慣れっこだったんじゃないかなぁ。入ってみれば2進法。ABの整理を縦書き以外でし始めるとたどり着きにくいでしょうか。ただ、(4)までは力業で行けるし、(5)は2進法に気が付いたとしてもそこから一段高いので(2進法がばっちり身についていれば(4)も(5)も10進法に直して考えれば難易度に差はないでしょうけど)、差がつくならこの1問程度でしょうか。
ということで、最後の小問だけは解けないということになっても、相当の得点率になっちゃう。
開成を受ける子供たちなら、満点も相当数あったのではないかと思います。
いつもの開成には全部の問題についてふんふんうなりますが、今年はそうじゃなかった。
ただ、緊張感があり、「開成の問題」という先入観がある中で、短時間できちんと答えを合わせなければならないことを併せて考えると、それが相当難しい作業であることは否めないです。機敏さを欠いたおっちゃんの頭では無理だったかもしれない。
ぽーやんが来年受ける試験が、このようなものであれば、対策のし甲斐があると思います(ぽーやんが開成志望になれば)。
基本に忠実に。そういうメッセージだったのでしょうか。
ここまで難易度のぶれが大きいと対策が難しいという、そういうことなんでしょうか。。
ちなみに、解きなおしてみると、ぽーやんは全然できてませんでした。トホホ。
このレベルが解ければいい、というメッセージではないのであろうことは、過去問の推移をみれば分かります。
これは、揺り戻しを覚悟しておけということなんでしょうか。
うーん、難しいことをするなぁー!