日暦算。
いろんなパターンがあると思いますが、基本的なのは、(うるう年でない)1月1日が金曜日のときその年の11月3日は何曜日?というやつ。
これ、まずは、1月1日から11月3日までの日数を数える。
31+28+31+30+31+30+31+31+30+31+3。
30を基準にするなどの計算の工夫はあるだろうけど、疲れるしミスも誘われる。計算結果は307になるでしょうか。
要するに、11月3日はお化けカレンダーでいうところの1月307日。
で、1週間の7(日)で割る。
43あまり6かな。
で、(金曜日から始まる1週間をセットにしたあまりである6日目の)金土日月火水、で水曜日と求められる。
うーん。こりゃ大変だ。
ところで、例えば5年後の1月1日の曜日を考えるときには何千日などと数えないで、1年で曜日が一つ進む(うるうどしは2進む)と考えて解くのに、同じ年の問題になった途端、えらい数の日数を数える解法に行っちゃう風に(わたくしが見た限り)どこでもそうなっているようで、なぜなんだろう。
月ごともぱっぱぱっぱと進めちゃう方が速いのになぁと思いませんか。
どういうことかというと、
31日ある月は同じ日は曜日が3つ進み、2月は足踏みし、30日しかない月は2つ進む。
1月1日が金曜日なら、2月は月、3月も月、4月は木、5月は土、6月は火、7月は木、8月は日、9月は水、10月は金、11月は月、となる。1日が月曜なら、3日は水曜日。聞かれているのが11月25日とかなら、1日が月曜なら8日、15日、22日が月曜日だから、24,25と2つ進めればいいだけ。
円を書いてくるくるとテンポよく回していけば、断然速い。過去の曜日を聞かれたときにも、比較的混乱が生じにくい。しかも、数年をまたぐときにはこのやり方を使うんだから、慣れておいた方がお得でもある気がします。
4年生の時には周期算の一つとして、7日がひとセットになるというところから導入するべきだと思いますが、そこを理解したうえでなら、こっちの方が速いしミスも少なくなるなぁと思った次第です。