先週、サッカー少年、久しぶりにやってきてくれました。
最近は毎日のように塾に行ってがんばっているそうです。
組分けテストに向けて算数を教えて欲しいとのことでしたので、まぁ、過去問をやるとして、それ以外に基本的であろうけれども習得していない可能性のあるいくつかの技術を教えたろうと思い、基本的な問題を作っておきました。
大中小サイコロ3つで和が5、12、21。サイコロは0はないし、6を超えることもない。当たり前だけど。
3ケタの数の各位の和が5、18、22。サイコロとの違いを考えろよ。
田の字のマスの隅っこから1秒に1辺ずつ動くありんこがいて4秒後に同じ隅に戻ってくるのは何通り?そのうち2秒後に真ん中にいたのは何通り?同じことを三角すいでやったり正四面体でやったり。
同じやつとなりあったらダメな時11112223の並べ方。場合分けの仕方次第ではぐっちゃぐちゃになるぞ。
とか、そういうのを7類型ほど。
地道に書き出しをすることを厭わない少年、その根性には恐れ入る。
すごい勢い(速さと筆圧)で、カンコンカンコンと書きあげていきよる。
すごいぜ。そのガッツがあると思ったからこそ、これらの問題を出したのである。
ほっほっほ。書き出し以外にも方法があるねんぞ。一呼吸おいて考えてみようぜ。絶対速く、正確にできるようになるから。
しかし、書き出していく力は大切である。それを厭って失ってしまわないようにしながら、計算でさっくり出してしまう方法を考えてみような。
で、これらの方法、しまっとかんと、ちゃんと使い続けんと自分のものにならへんで。繰り返し使ってみとけよ。
あと、同じところ(辺)を通ってはいけないルールで出発点に戻ってくるやつは、どの教材を見ても分かったような分からないような、汎用性のない解法になっているように思われる。ので、おっちゃん、考えたったで。
これ、こういうのん、どうだろ。
例えば三角すいABCDでAから出発して同じ辺を通らずにAに戻ってくる、みたいなのは、1秒後(の図)にBCDに1、1、1、2秒後(の図)にBCDに2、2、2と書くのではなく、1秒後にBCDにそれぞれAから来たやつとしてA、CDに入るやつにも同じようにA、Aと書いて、2秒後の図に例えば頂点Bには(Aを出発して)Cから来たAC、Dから来たAD、みたいに書き込む。そうすると、BにいたACは次(3秒後)にはAに戻るか、ABC以外であるDに行くしかないということが分かりやすく、Dに行ったそいつをACBDと書いておけば、次(4秒後)にはAに戻るしかないことがはっきりと分かる。
要するに、時間ごとに動いていくのをとおり数だけではなく、一つ一つ分けて情報を持たせて動かしていくというもの。
子どもたちには面倒だとすんごく不評でしたが、しょせん4秒後程度なんだから、そんなに煩わしくもないし丁寧に書いて行きさえすれば正答にたどり着くんだから、ええやり方やと思ったんやけどなぁ。。
ま、いずれにせよ数え上げは自分なりの規則に従ってやらないと混乱する。
で、その自分なりの方法というのは確立しておかないと、試験本番でぶれちゃって結局時間はかかるわ数え漏れが出るわで、困ることになるで。
「お勉強部屋」に来るのも初めてであるサッカー少年。
ぽーやんも会うの久しぶり。
そりゃ、騒がしいどころのあれじゃなくて、二人して廊下にまで響き渡る奇声を発する。。
なんかずっとしゃべってるし。
組分け過去問を解いている最中ですらどうでもいいことを言い合っている。
聞いてるだけでも集中力そがれるのに、キミたちはすごいなぁ。
男児ら4年生から何も変わらず。
そのうち過去問ばりばりやりだすんだろうけど、しゃべりながらやりよるのかな・・
せめて試験時間中くらい静かにならんもんかな・・
さて、組分けできたかなー?